お正月はおめでたいということで、めでたさMAXのお料理が並びます。
おせちにいれるお料理も、めでたいものを入れるのですが、では、何がめでたさにつながるのでしょう。
日本は言葉を大切にする民族です。言霊を大事にして、俳句のような文化までできたりします。
そんなわけで、縁起を担ぐ言葉や、言葉に意味を乗せて、めでたさを表現するんですね。
では、どんなものが有るか、由来やごろ合わせをざっと拾ってみましょう。
沢山あって、書ききれないので、まずは一の重に入るものから上げてみます。
数の子 | 卵の数が多く、子孫繁栄を願って入れます。 |
黒豆 | 日焼けでまっ黒くなるくらいに、マメに働く。邪気を防ぐ |
伊達巻 | 巻物に似ているので、学問成就や、教養が備わるように |
かまぼこ | 半円形が、日の出や年神を表し、その年の縁起を担ぐ |
田作り | 五穀豊穣。片口イワシが肥料として豊作を呼んだことから。 |
栗きんとん | きんとんは金団と書き、財産や富を得て豊かに過ごすように。 |
ユリ根 | 球根が幾重にも重なり、団結や和に通じる |
昆布巻き | ヨロコブのごろ合わせ |
たたきごぼう | 深く根付くごぼうなので、家の土台がしっかりとするように |
一の重は、縁起物を詰める習わしなので、良く働き、豊作になり、財を成し、子孫繁栄を導くといった願いが込められているのですね。
次回は、二の重の縁起担ぎを拾ってみます。
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