お屠蘇 御神酒 祝い酒と正月

アイキャッチうめこ 豆知識

お正月は1年の始まりで、邪気を祓い縁起を担ぎます。

普段神仏にあまり興味がなくても、初詣に行き神様家内安全を祈る姿が日本の風習です。

お正月にはお屠蘇をいただく習慣も、日本中に浸透しています。

 

今日はお屠蘇や御神酒(おみき)、祝い酒についての豆知識をお話します。

 

お屠蘇とは

お屠蘇とは、一年間の邪気を払い長寿を願って正月に呑む縁起物のお酒のことです。

正月にお屠蘇を頂く風習は、もとは中国の唐の時代からだったようですが、現在では中国にそのような風習はありません。

日本では平安時代の歌人である、紀貫之の土佐日記に書かれてあることから、平安時代には風習があったとされています。

 

数種の薬草を組み合わせた屠蘇散(とそさん)を赤酒・日本酒・みりんなどに浸し、家庭で作ります。

 

お屠蘇は、通常、屠蘇器(とそき)と呼ばれる酒器セットによっていただきます。

屠蘇器

 

 

 

御神酒(おみき)とは

お屠蘇が家庭の邪気を払う目的で作るのに対し、神酒(みき、しんしゅ)とは、日本の神道において神様に供えるお酒を言います。

昨今は、神棚のないご家庭が多いかと思いますが、日本は神仏習合で、仏壇とともに神棚があるのが一般的でした。

正月ともなると、神棚にお供えをするのですが、その時供えるお酒が御神酒です。

神棚 御神酒

 

祭礼後に頂きます。

神に供えられ霊が宿った酒を頂く、また他の神饌(しんせん、神様に差し出す食事)と同様の神と同じものを飲食するという意味が込められています。

 

神棚がないご家庭でも、正月ともなると鏡餅を飾って、神様をお迎えすることが多いかと思います。

そのそばに御神酒を置き、神様に飲んでいただくと良いですね。

 

このような御神酒も販売されています。

伊勢神宮の神々の食事の時に供される清酒を御料酒といいます。全国数ある蔵元から唯一白鷹のみが御料酒の栄誉を賜り、それを記念した特別純米酒です。

新年に頂くと縁起が良さそうですね。

 

 

屠蘇器

 

お屠蘇は風習として屠蘇器でいただきます。

 

屠蘇器とは

屠蘇器は、屠蘇散と日本酒・みりんを入れる銚子(ちょうし)、屠蘇を注ぐ、重ねた盃をのせる盃台、これらを載せるからなり、これがワンセットとなっています。

屠蘇器

屠蘇器には、漆器製、陶磁器製、ガラス製など様々な種類がありますが、主流は漆器製です。

木製の本漆塗りともなるとかなりお高めですが、昨今は樹脂製本体に漆塗りで仕上げたものが多く、リーズナブルな価格で手に入ります。

 

盃は、大中小の3個になっています。

 

リーズナブルな屠蘇器

この商品は、しっかりしているのにリーズナブルです。

税込5,300円、送料無料となっています。

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木製漆塗りの屠蘇器

高価でも良いのが欲しい方、こちらはいかがでしょう。

木製漆塗りの屠蘇器セットで、縁起の良い蒔絵が描かれています。

お値段は、286,000円(税込、送料無料)

 

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超高価 純金の屠蘇器 投資にも

話のタネに、家宝になりそうな屠蘇器もご覧ください。

純金製です。950g使っています。当然ですがお高いです。

22,671,000円(税込、送料無料)

地方なら小さな家を一軒買えるお値段ですが、純金なので投資と考えると悪くないですね。

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お屠蘇作り方

屠蘇散を用意します。

画像は特製お屠蘇 1袋1パックです。

 

屠蘇散の中身は、現在では山椒・細辛・防風・肉桂・乾姜・白朮・桔梗などを用いるのが一般的です。

時代や地域などによって少しの違いがある様です。

 

日本酒・みりんなどをコップなどの容器に注ぎます。

袋に入った屠蘇散を大晦日の夜に浸けると元旦に出来上がります。

時間にして3~5時間浸けると良いようです。

 

生薬が原料で独特の香りと味がします。

好みによって酒類や砂糖などの甘味を調製しても良いです。

 

元旦に出来上がった屠蘇を屠蘇器に移していただきます。

お銚子には、年神様の目印となるように、水引や正月飾りなどを付けておきます。

 

 

お屠蘇飲み方

元日の朝、年少の者から年長の者への順に頂きます。

小・中・大の三種のを用いて飲むのですが、「一人これを呑めば一家病(やまい)無く、一家これを呑めば一里病無し」と言われています。

1.元旦に家族がそろったら新年のあいさつを交わします。

2.おせちやお雑煮を食べる前に、お屠蘇をいただきます。

3.まずは、最年長者が小盃を持った最年少者にお屠蘇を注ぎます

4.最年少者が「一人これを呑めば一家病(やまい)無く、一家これを呑めば一里病無し」と唱えて小盃を飲み干します。

5.最年長者は中盃にお屠蘇を注ぎ、最年少者は飲み干します。

6.同様に大盃にお屠蘇を注ぎ、年少者が飲み干します。

7.最年少者は、次の若年者に3~5の過程を踏んでお屠蘇を振る舞います。

8.順次、年齢の若い方からそれを繰り返し、最後年長者がいただきます。

9.厄年の人がいる場合は、その人が最後になるように調整します。

 

 

今では、正式な形で飲むことは少ないかもしれません。

お酒なので運転者が飲んでは困りますから、そのような場合は口をつけるだけにしたり、3杯も飲まずに1杯ずつにしたりと、臨機応変でも良いと思います。

 

3が日以内の来客が予想される場合は、3日間はお屠蘇を作ります。

来客に一献目をお屠蘇で献じて、無病息災を祈ります。

 

 

祝い酒

 

お祝いの席でいただくように準備する祝い酒。

結婚式だったり、敬老の祝い、誕生日、色々ありますがお正月はまた格別です。

昨今は金箔入りがスタンダードですね。

 

新年の初会合や行事などでも振舞われることが多いです。

ご自宅ではお祝いなので、少しグレードの高いものがいいと思います。

こちらは、画像にある通り、久保田。。。新潟の銘酒ですね。

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会合や行事では、珍しい「金箔入りのイモ焼酎」などはいかが?

話題になって喜ばれそうです。

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